この時期に知っておくべき健康のこと
11月に入り、あっという間に2024年も残すところあと2ヶ月弱。
皆さん元気にお過ごしでしょうか?
心地よく2024年を終えて新しい年を迎えるためにも、今のうちから健康な体づくりをしていきたいところです。
今回は、風邪の予防と感染してしまった時の対応、風邪薬を摂取する場合の注意点などをご紹介します。
風邪は、風邪ウイルスが体内に入り増殖することで発症します。
主な感染経路としては「飛沫感染」「接触感染」がありますが、ウイルスが体内に侵入したとしてもそれに打ち勝つ体があれば、風邪をひかずに済むことができます。
まずは予防について再確認です!
〜風邪予防のためにできること〜
①免疫力を上げる
→皆さんすでにご存知の通り、十分な睡眠やバランスの取れた食事でストレスや疲労をうまくコントロールしながら、体の免疫力をアップさせることが大切です。
「病は気から」とも言われるように、心のストレスが身体に悪い影響をもたらすこともあります。
(https://www.atpress.ne.jp/news/117078 より引用)
イライラしやすい人は風邪をひきやすいという研究結果もあるほど。
穏やかな気持ちで心も体も健康に過ごすために、適度な運動などでリフレッシュするのもいいですね^^
②湿度の管理
→ウイルスたちは、乾燥した環境で活発になります。
加湿器などで室内の湿度を高めに保ち、ウイルスが活動しにくくすると同時に喉や鼻などの粘膜を保湿してあげると良いでしょう。
湿度に関して詳しく記事を書いているので、以下のリンクをタップしてぜひご覧ください!
③温度の管理
→体温が下がると、同時に免疫機能も低下してしまいます。
生姜やニンニクを取り入れたスープ、朝一番の白湯などで、体を中から温めてあげると効果的です。
また外出するときは、「3つの首」(首、手首、足首)をしっかり温めることがポイント。
皮膚が薄く、太い動脈やリンパ節があるため、温めることで全身に温かい血液を巡らせることができるのです。
このような予防をしていても、感染してしまうこともありますよね。
「あれ、風邪引いたかも…。」
と感じた時の適切な対応、そして市販薬を使用するときの注意点などをご紹介していきます。
〜風邪をひいてしまったら〜
まずはとにかく、無理せず体を休めること!
このようなことを意識して、しっかりとお家で休息をとりましょう。
それでも改善しない場合、もしくはどうしても休息が取れない場合は、市販薬などの薬に頼ることもあるかと思います。
ただ、特に高齢者の方々など、普段から飲んでいるお薬がある場合は、その成分をしっかりと把握して飲み合わせに問題がないか確認する必要があります。
ここからは、注意すべき組み合わせなどについてご紹介していきます。
<注意すべき飲み合わせ>
1. 解熱鎮痛薬 × 他の鎮痛薬
- 複数の鎮痛薬を一緒に服用すると、アセトアミノフェンやイブプロフェンの過剰摂取により、肝臓や腎臓に負担がかかるリスクが高まります。風邪薬には解熱鎮痛成分が含まれていることが多いので、自己判断で追加の鎮痛薬を併用しないよう注意が必要です。
2. 咳止め成分 × 抗うつ薬
- デキストロメトルファン(咳止め成分)と一部の抗うつ薬(SSRIやMAO阻害薬)を併用すると、セロトニン症候群が引き起こされる恐れがあります。特に抗うつ薬を服用中の方は、医師や薬剤師に相談してから咳止めを使用しましょう。
3. 総合感冒薬 × 抗高血圧薬
- 風邪薬の成分であるフェニレフリンやプソイドエフェドリンが血管を収縮させ、血圧を上昇させるため、高血圧の薬との併用は要注意です。特に高血圧の持病がある方は、鼻詰まり成分の有無を確認してから風邪薬を選びましょう。
4. 抗ヒスタミン薬 × 抗アレルギー薬
- 風邪薬に含まれる抗ヒスタミン成分が眠気を引き起こすため、抗アレルギー薬と併用すると眠気が強くなる場合があります。これにより日中の集中力が低下することがあるため、仕事や運転に支障をきたす可能性があります。
5. 鎮咳薬・抗ヒスタミン薬 × アルコール
- 鎮咳薬や抗ヒスタミン薬をアルコールと一緒に摂取すると、強い眠気や呼吸抑制を引き起こすリスクが高まります。特に夜間の服用後に飲酒すると、睡眠中の呼吸に影響が出る場合もあるため注意が必要です。
ご自身で市販薬を買って飲む場合は、このような影響が出ないかどうか、服用中のお薬と照らし合わせてしっかり確認するようにしましょう。
「病院に行くまでではないけど、自分で判断するのは不安…。」
という方は、薬局で薬剤師に相談してから購入することをお勧めします。
当店でも風邪薬は販売しているので、お気軽にご相談ください!
〜その他の危険性〜
市販薬は、病院を受診しなくても簡単に手に入って便利ですが、飲み合わせの他にも危険性を秘めています。
その1つが「オーバードーズ(過剰摂取)」。
特に若者の間で深刻な問題となっており、実際に死亡事故も発生しています。
鎮痛成分であるアセトアミノフェンの過剰摂取は特に肝臓に重篤なダメージを与え、短時間で致命的な結果になることも。
心理的ストレスによって薬を過剰摂取することは、体にも大きなダメージを与えうる危険な行為です。
もしあなたの周りに悩んでいそうな人がいたら、深刻な状況を生まないためにも手を差し伸べてあげてください。
また高齢者の方々も、自分の服用中のお薬についてしっかり把握していないと無意識に過剰摂取になり、健康に重篤な被害を及ぼす可能性があります。
この機会に、ご自身の服用中のお薬について今一度確認してみてください。
薬は、
適切な量を、
適切なタイミングで!
薬に頼らず心身ともに健康であることが一番ですが、時には心も体も病に侵されてしまうこともあります。
そうならないように対策をしつつ、お薬を使用する場合は適切に使えるように正しい知識をつけながら、健康な生活を送れるようにしていきましょう!
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