秋冬の果物で健康に!
秋から冬にかけては、特に果物が美味しい時期ですよね。
そして私たちの住むこの静岡県や浜松市は、みなさんご存知の通り全国的にみても有名なみかんの産地。
ご覧の通り、和歌山、愛媛に続いて第3位!(2023年度データ)
(https://www.gotouchi-food.com/contents/mikan-rank-2280/ より引用。)
お家にみかんの木があるご家庭、みかん畑をお持ちのお方も多いのではないでしょうか。
近所の人に「たくさん採れたからもらって〜」と提供してもらえるのもみかんの産地ならでは。
今回は、このみかんについてご紹介します!
みかんの栄養価と健康効果
みかんには、次のような豊富な栄養素が含まれています
- ビタミンC
一つのみかんで成人1日分の摂取量の約50%を補えるとされ、風邪予防や免疫力アップに効果的です。
- クエン酸
疲労回復を促し、体のエネルギー代謝を助ける働きがあります。冬の寒さで疲れた体にぴったりです。
- 食物繊維
みかんの薄皮には食物繊維が豊富で、腸内環境を整え便秘の解消にも役立ちます。
- β-クリプトキサンチン
みかん特有の成分で、抗酸化作用を持ち、動脈硬化や生活習慣病の予防に役立つとされています。
こんなにたくさんの豊富な栄養素を含んだみかんですが、実は注意しなければならないこともあります。
それは、
食べ過ぎ
です。
手軽に食べられて美味しいので気づいたらたくさん食べてしまう気持ちもとてもよくわかります。
でも、適量は
1日 2〜3個。
ここからは、食べ過ぎたらどんな影響が出てしまうのかについてご紹介していきます。
みかんを食べすぎた場合に考えられる影響
1. 糖質の過剰摂取
みかんには果糖(果物の糖)が含まれており、1個(約80g)の糖質量は約9~12g。
高すぎるわけではないですが、1日3個以上を頻繁に食べると糖質の摂取量が過剰になる可能性があります。
<影響>
- 血糖値の急上昇を招く。
- 糖尿病や血糖値管理が必要な方にリスク。
- 中長期的に体重増加の原因に。
>>特に高齢者の場合、、
高齢者はインスリンの分泌量が減少し、血糖値の調整が難しくなる傾向があります。糖尿病の方やそのリスクが高い方は、医師の指導のもとで適量を守ることが重要です。
2. 胃腸の不調
みかんの酸味成分であるクエン酸は、適量では疲労回復などの健康効果をもたらしますが、過剰に摂取すると胃腸への負担が増します。
<影響>
- 胃酸の分泌が過剰になり、胃もたれや胃痛を引き起こす。
- 食物繊維を多く摂りすぎると、下痢や便秘の原因になる場合も。
>>特に高齢者の場合、、
加齢に伴い、胃腸の機能が低下している場合が多いため、少量でも不調を感じやすいです。
3. 肌や歯への影響
<肌>
みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンやカロテンを過剰に摂取すると、皮膚が黄色くなる「柑皮症」という状態が起こる場合があります。
特に健康に害はないですが、高齢者の方はカロテンの排出がされにくく、症状が出やすいです。
<歯>
みかんに含まれる酸は歯のエナメル質を弱める可能性があります。
虫歯や知覚過敏を引き起こしたり、酸による歯のダメージが蓄積したりします。
このように、栄養価はたくさん含まれますが食べ過ぎると逆効果なこともあるんです。
特に高齢者の方々は、近所付き合いなどでたくさんお裾分けしてもらうこともあるかと思います。
「おいしくて楽だし…。」
「せっかくもらって腐らせるといけないから…。」
とついつい食べ過ぎてしまう気持ちもよくわかりますが、
糖尿病の方やそのリスクが高い方は特に要注意。
1日2〜3個を目安に、タンパク質を含んだ食材なども一緒に取り入れながらバランスよく栄養摂取しましょう!
2〜3個なら、厚生労働省が推奨する果物摂取量(1日約200g程度)にも合致します。
旬の美味しい果物たちがたくさん採れるこの季節。
適量を、他の食べ物とのバランスも考えながら取り入れられるといいですね^^
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